ピアノは、鍵盤、アクション、ハンマーおよびフットペダルなどのメカニズム部分、 弦とフレーム、そして弦の振動を音として効率よく反射させる響板およびこれらを収納するキャビネットにより構成されます。
支柱や響板といった木工技術はバイオリンを始めとする伝統技術、 ミュージック・ワイヤーと呼ばれる鋼線とそれを張る鉄製のフレームは近代技術というように、 ピアノは新旧技術の融合体なのです。
奏者の微妙な指のタッチをハンマーに伝える「アクション」はピアノの 心臓部ともいえますが、一鍵は約60個を越える精密部品から構成されています。 すなわち一般的な88鍵のピアノでは部品の総数は5,500個に達するのです。 また、大きな音、微妙な表現力のある音を出すためには弦を強く張る必要があります。 230本の弦は一本当たり平均80kgで張られており、全体で20トンもの力がフレームにかかっています。外見からは、鍵盤を押さない限り、いかなる音も発しないピアノですが、 内部ではこのように大きな力がひしめいているのです。
このように、微妙なコントロールと巨大な力が合体した楽器の王様ピアノですが、 年月を経て温度の変化、湿度の変化を受けることにより、金属、木材及びハンマーフェルト などに様々な影響が与えられます。
製造時のピアノは各部の組み立て作業の後、「整調」「調律」「整音」という"音作り"の重要な工程を経て出荷されます。「整調」はピアノのメカニズムを調整しタッチをそろえること。「調律」は弦の張力を調整し、正しい音階を作り出すこと。 そして「整音」はピアニッシモからフォルテッシモまで表現力をバランスよく 出るようにするもので、ハンマーフェルトに針刺し、ヤスリがけ、こてあて、といった処理を行うものです。
一般に「調律」と呼ばれるお仕事は、年月を経て変化したピアノの「整調」「調律」「整音」そして「修理」を行うピアノの「定期健康診断」なのです。おうちのピアノは元気ですか? 今までほったらかしにしていませんか? おうちのピアノは少なくとも年に1度は調律が必要です。グランドピアノやたくさん弾く人は年に2度の調律をしたほうがよいでしょう。 調律はわたくしMR. SUZUKIにおまかせください。
作業は1時間~1時間半ですが、その内容は
そしてはじめてお伺いする時は、ピアノの状態を「総合診断カルテ」として御報告いたします。
※作業は確実でスピーディー(他の調律師よりかなり速い)です。
「古いから」「ずっと弾いていないから」「音が出ないから」といった理由であきらめないで御相談下さい。修理査定は「見積書」付で¥3,300(税込)です。(遠方は出張料がかかります)
移動、運送、保管、防音、下取り、買取りなど、何でも御相談下さい。とにかく先ずはきいてみよー!