TV放送はコマーシャル収益で成り立っているんですよね。NHKを除いては・・・。ドラマなんか真剣に見ていますと10分おきくらいにCMが入る。しかもその数、はんぱねー!。進行上、いいところで必ずと言っていいほど乱入してくるこのくそ野郎!。2つや3っつなら許せるが、7個も8個も10個以上なんてえことも。スポンサーのジャンルもめちゃくちゃ。葬儀屋・ハンバーガー屋・ドリンク屋・薬屋・学習塾や・建売屋・ピザ屋・・・・・・。もう何が何だか分かりません。全てが騒がしい。ガチャガチャ音楽にがーがーがなり立て、ピカピカキラキラギトギト。ドカーン。
はて?さっきのドラマはどこまでいったっけ?ようやく落ち着いた頃、またまたCM。どんちゃんどんちゃん・・・・。今度はまだ5分しかたってないのに・・・。1時間ドラマの半分はCM。そしてCMの後にさっきまでやっていた最後のところをかぶってやり始める。名作も何もあったもんじゃない。切れ切れの放映に集中する事なんか不可能。
3人4人と人が集まる。5人6人と増えていく。一人が何か話始める。他の人が黙って聞いているのはほんの30秒くらい。何かしらんうちに誰かが別の話を始めるのだ。今、Aさんが話し始めたのだ。他の5人はそれを聞いていなくてはならないというシチュエイションであるにもかかわらず、必ずこっそり隣のやつに別な話を始めるやつがいる。特に女性。やがて二つの話が同時に展開して、何が何だか分からなくなる。やがてそれが三つにも四つにもなっていくのである。最初の話はなんだったのか・・・・。
こういうことは恐らく、このTV文化の弊害であると思われる。あっちゃこっちゃで、勝手に音が鳴り出す。しかも一方通行で。集中して人の話を聞こうという意識がとんでいる。家庭の中では、親が子供の言っていること(訴えていること)をちゃんと聞かない。スマホでママ友と話してる最中だから、あとにしてね!TVでいいとこだから後にしてね!眠いから忙しいから疲れているからめんどくさいから・・・・ですか。そんな環境の中で、人の話をちゃんんと聞こうなんていう意識は育たない。前へ前へ、足元なんか気にしてられない。人が内定用が倒れていようが死んでいようが、そんなの関係ない。とにかく前へ前へ!誰も振り返らない世の中。よって、検証とか反省とか見直しとかいうこともない。マグロのようにとにかく酸素を求めて泳ぎ続けるしかない。
人生は細切れではない。ずっと続いていくもののはずだったが・・・。