最近しょっちゅう耳にするこの言葉。何かっちゅうと「一丸となって」を当たり前のようにのたまう現首相。画面に登場する顔を見てるだけでも気持ちがへこむ。葬儀のあいさつに最も向いているようなあの表情としゃべり方は、お先真っ暗という感じをぬぐえない。
もう一つ、得意中の得意「明日にでも専門家と相談をして・・・」。これもまたまたでたーーというくらいのお決まりの逃げセリフであったが、最近専門家が反対意見ばかり述べるので、あまり言わなくなった。そして(これもあのおっさんの得意の言い方で、そにアクセントが付く)やむを得ず出てきたのが「一丸となって」なのである。政府一丸となって・・・。そんなこといまさらいうまでもなく当たり前のことじゃ。一丸となってとは一塊になってということで、まさに日本人の大好きな歴史的な生き方である。右向け―右、前へ進め、突撃ーーー!玉砕―――!万歳万歳!あほか・・・
一塊となってとんでもない方向へ進まなければいいが、みんなで穴に落っこちたら大変だ。落ちてもなお「皆さんご一緒にー、対策は専門家と相談して」とでも言いそうである。
とにかく、あのご利益の全くなさそうな仏像様を拝見するのはもう勘弁してもらいたい。一丸となった結果戦争に負けたことを、よもや忘れてはいないだろうな・・・。全社一丸となって善処いたしますと社長が言った会社もつぶれたぞ!