音気楽ブログ

ご無沙汰申し上げます!昔のトイレは臭かった・・・

大型連休の中日、ようやく時間ができ久々のじじい放談であります。トイレが水洗になってからどのくらい経つんでしょう。私、中学生まで札幌に住んでおりましたが(もう40年以上前のこと)まだ札幌は「ボットン便所」でありました。家も学校もとにかく古い建物はみんなボットン。ビルとかはすでに水洗だったような気がしますが、あまり記憶にありません。くさいんです。トイレが存在するところはくさいんです。10メートル前からにおってくる。そりゃあそうだよね!なんせ現物がそこに貯めてあるんだから・・・。汲み取り屋さんという仕事をする方が、3か月に一回くらいしか回ってこない。ということは3か月分の物がそこにたまっているわけで、におわないわけがない。つきものはハエ。とにかく便所には必ずハエが飛んでいました。マントヒヒの鼻のような色調の奴がレギュラーで、時々銀バエ、まれに緑っぽい金バエなどに遭遇すると、ちょっと嬉しかったりして。初期のボットンはまさにボットンそのもので、便器から直接便つぼへ落下する。したがって時折はねっかえしがきたりして、誠に不衛生極まりない。やがて進化を遂げ、便器からパイプが伸び、そのパイプが底でUターンして、つまりUの字に曲がってツボへと導かれる。底の曲がった部分には水が溜まっているので、ツボからのにおいは上がってこない。これは画期的な進歩であった。しかしながら、やはり2~3か月はツボにたまっているわけで、やはりくさいのである。
すでにボットンを探すほうがむつかしい現代、トイレはくさくなくなった。水洗であることと消臭剤の効果により、ほとんどにおわない。あの瞬間消臭剤というやつは実にすごい効果やなあ。大をしても瞬間的ににおいを分解してくれる。たすかるわあ!男女共用のトイレが増えて、大をしたときなんかにおいが残っているわけで、この消臭スプレーがないと、すぐに出られない・・・・なんてことになりますわな。もはやトイレはくさくない、素敵な空間になったのでありましたああ。めでたしめでたし!かな?自分のにおいが気になってしょうがない時代になりましたなあ。無味無臭」の没個性の時代ともいえるのではないでしょうか?味気ない・・・・・