年齢にこだわらずとか歳を意識せずとか適齢期なんて関係ないとかいくつからでもとか、最近この「歳」に関しての解釈がずいぶん変わってきて容認されることがやたら増えてきたように思う。平均年齢もぐっと上がって元気な高齢者が増えたためであろうか。とにかく元気に長生きするようになったので、その分できることが増えた。何かをやらなければ済まなくなった。第二・第三の人生。孫の世話ではなく自分たちの世話。大変結構なことだと思われる。が、歳相応という言葉があることを忘れてはいけない。70を過ぎてミニスカートにタンクトップ。80で精力絶倫。90でマラソンOK。100歳にして医者いらず等等。素晴らしい老人があっちゃこっちゃに出現。総じて若さをアピールし、まだまだ私は自分のために人生の時間を大いに使うとのたまう。それも結構。ですが人生にはそれぞれにそれぞれの時間の役割というのもあって、すべてが自分のためのものではないはずです。三世代同居なんてえ家庭も激減して、じいじやばあばが孫の面倒を見るなんてえこともなくなった。したがって子供は金を払ってよそへ預けるのである。共働きで家事をやってる暇なんかないから、金を払って宅配食やコンビニ食あるいは外食に頼るのである。やはりどこかにひずみが来るわけで、今一度歳相応の在り方、役目について再認識してみるべきかと思います。誤解しないでほしいのは、歳だからやめとけと言いたいのではない。ちなみにこんなこと言ってる私も今年69の高齢者です!