音・言葉・味・光線・視線?何でもかんでも突き刺さる今日この頃。そういう刺激を現代人が求めている?というか、刺激がないと反応しなくなってきているには確かだ。それはどんどんエスカレートしていくわけで、次から次へとレベルアップした刺激が襲ってくる。車で移動することがほとんどで、特に感じるのが車のヘッドライト。突き刺さる光線。昔のヘッドライトには優しさがあった。特に冬の寒い日の夕方など、ヘッドライトが点灯するとなんかほっとするような温かさがあった。今の車、ほとんどがLEDの超強力直線型ライト。対向車から放たれる光、いや光線はまさに殺人的。目を直撃してくる。従って何も見えなくなる。思わずブレーキに足がかかる。一瞬どころかしばらく前方が見えない。人が飛び出しでもしたら・・・・。
陸運局は何をやっているのか?。実際にちゃんとした検証をしているのか?。照らす側からの性能だけを検査しているのではないのか?どの範囲にどこまで光が届くかということだけの検査に違いない。老化した目には特に厳しく、夜間の運転が怖い。事故を引き起こす大きな要因になっていると思う。そういえば電柱に取り付けられた灯もLEDになってしまった。冷たい。何も語りかけてこない。傘をかぶった電球の光が懐かしい。家路を急ぐ子供や女性に、あるいは疲れ切った勤め人にやさしく語りかけ見守ってくれたあの優しい光が懐かしい。ロマンがあった。
食べものも、人の言葉も優しさがなくなって、人は何に癒されるのだろう・・・。私の思う癒しなどいらないのかもしれない。疲れた・・・・