レッスン・料金 : ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ科

ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ科

講師紹介

ヴァイオリン(バイオリン)・ヴィオラ(ビオラ)・チェロってどんな楽器?

ヴァイオリン(バイオリン)・ヴィオラ(ビオラ)・チェロって、
それぞれ皆さんどんなイメージをお持ちでしょうか?okiraku-kobo_075.jpg
優雅な感じ?綺麗な音色?でも、とても難しそう?
でも憧れますよね~?

ヴァイオリン(バイオリン)は、
弦楽器の中の華でありソロでもアンサンブルでも
大活躍する楽器です。
ヴァイオリン(バイオリン)本体を左あごで挟み、
右手で弓を持ち、音をだします。
最初は音すら綺麗にでないけれど、
慣れてくると、とても綺麗な音が出ます。
そして左指で音程を取っていきます。
ギターのようなフレッターが付いていないので、自分で音程を作っていかなくてはなりません。
ちょっと難しそうですけど、歌を歌う時のように耳でドレミをとれてしまえば良いです。
小さい頃から親しむとピアノと違って自分で音程を作っていく意識が芽生えて、
とても耳の感覚の鋭い子になる可能性大です。

ヴィオラ(ビオラ)は、ヴァイオリン(バイオリン)よりも大きくて重さもありますが、
大人になってから弦楽器をやってみようと思われる方にお勧めです。
ヴィオラ(ビオラ)はヴァイオリン(バイオリン)のように細かい動きをすることがそれほどないので、
弦楽器としてはとても取っ付きやすい楽器です。
音はヴァイオリン(バイオリン)よりも五つ低い音始まります。
大人になってからオーケストラをやってみたいとか、弦楽器を弾いてみたいと思っているあなたにピッタリ!!
60才から始めた方が10年たたないうちにアマチュアオーケストラにヴィオラデビューされた、
なんて生徒さんもいるほどです。是非ヴィオラ(ビオラ)をチャレンジしてみてください。

チェロは、ヴァイオリン(バイオリン)・ヴィオラ(ビオラ)と違って、
床にエンドピンを刺して股に挟んで演奏します。
ヴァイオリン(バイオリン)・ヴィオラ(ビオラ)に比べて、
チェロはピアノと同じように椅子に座って弾けますので、比較的高齢になっても楽しむ事ができます。
80歳を過ぎた今でも現役チェリストという方もいるほどです。
またチェロの音色は「人間の声に一番近い音」と言われています。
癒されたい、あ・な・た!チェロを始めてみませんか?

ヴァイオリン(バイオリン)・ヴィオラ(ビオラ)・チェロ科のレッスンってどんなことするの?

弦楽器のレッスンというと、
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音大の怖~い先生が本格的な厳しいレッスンをしている、
というイメージがありませんか?ご安心ください。
音気楽工房では、とっても優しくて楽しい先生たちが、
自分が弾きたい曲、親しみやすい曲などを取り上げながら、
楽しくレッスンしています。
「クラシック以外は教えてもらえないですか?」
というご質問をよく受けます。
いえいえ、音気楽工房では、
クラシック、ポピュラー、タンゴ、はたまた演歌まで!
何でもOKです。

  • ヴァイオリン(バイオリン)のレッスン
まず、ケースから、本体と弓を取り出します。立ち上がり足を少し開きます。
ヴァイオリン(バイオリン)を左アゴにはさみ、左手で支えます。右手で弓を持ちます。
持ち方は、親指で下の部分を持ち、残りの指で上の部分を支えます
。ちょっと難しいですが先生がゆっくり教えてくれるので大丈夫!
さぁ、準備ができたら、ヴァイオリン(バイオリン)の4本の弦を弾いてみます。
音気楽工房ヴァイオリン科
なかなか思うように音が出なくて「ギシギシ」「キーコキーコ」など、ノコギリ音のようになっちゃうことも。。。
ヴァイオリン(バイオリン)良い音を出すには、右手の弓を持っている手の鍛錬が必要なんです。
これを、ボーイング練習といいます。
ボーイング練習をいかに根気よく続ける事ができるかによって音色に差が出てきますので、
先生もいかに楽しくレッスンするか、がんばりどころだったりします。
それができてきたら、早速左指を使ってヴァイオリン(バイオリン)で「ドレミ」を弾いてみます。
ヴァイオリン(バイオリン)の場合、音程を作るのがたいへんですが、
じっくり、ゆっくり、生徒さんそれぞれのペースでレッスンするので大丈夫!
大抵、キラキラ星が一番最初に弾けるようになる曲です。
曲が弾けるようになると先生がピアノやヴァイオリン(バイオリン)で伴奏してくれます。
伴奏が付くと一気にテンションアップ!上手になった~!
迷ってる「あ・な・た」まずはレッツトライ!

  • ウ''ィオラ(ビオラ)のレッスン
ほとんどヴァイオリン(バイオリン)と同じですが、ヴィオラ(ビオラ)の方が大きいので男性にも結構おすすめ!
まず、ヴィオラ(ビオラ)をケースから楽器を出し、足を少し開いて立ち、右手で弓を持ちます。
やはりボーイング練習から始めます。
ヴァイオリン(バイオリン)に比べ、少し鼻をつまんだような渋い音がします。
逆に言えば、ヴァイオリン(バイオリン)のようなノコギリ音は、あまりしませんので、
家で弾いていても、ご近所迷惑にならないかも?
均等に綺麗な音が出るようになるまで先生と一緒にゆっくり練習します。
ヴィオラ(ビオラ)の曲は、ヴァイオリン(バイオリン)やチェロに比べて数が少ないですが、
いろいろな曲のヴィオラ(ビオラ)アレンジ版が出ています。音気楽工房チェロ科
必ず立って弾かなくてはいけないのか?というと、そうではありません。椅子に姿勢良くして座り、レッスンする事もできます。

  • チェロのレッスン
チェロは必ず椅子に座って弾きます。まずはチェロの4本の弦を、ゆっくり弾く事から始めます。 チェロは「腰が痛くなりそう」と思われがちですが、その方にあった角度の座り方を探していきますので大丈夫!
4本の弦を綺麗に弾く事ができたら、次は、左手の指を使い、いよいよ「ドレミ」を弾いていきます。
チェロの場合、左手を大きく開く事が出来るとかなり有利になります。
また、チェロは弦が太いので押さえる指の力があると、早く綺麗な音が出せるようになります。
ヴァイオリン(バイオリン)、ヴィオラ(ビオラ)、チェロの、どの弦楽器にも言えますが、
お子様には分数楽器があり身長によって楽器の大きさが変わります。
大人の方でも身長の低い方は分数楽器を使っている生徒さんもいますので、
やってみたいと思ったら先生に気軽に相談してみてくださいね!

ヴァイオリン(バイオリン)のまめ知識

b02.jpgヴァイオリン(バイオリン)が登場してきたのは16世紀初頭と考えられています。
現存する最古の楽器は16世紀後半のものですが、
それ以前にも北イタリアをはじめヨーロッパ各地の絵や文献でヴァイオリン(バイオリン)が描かれていて、
レオナルド・ダ・ヴィンチの手によるヴァイオリン(バイオリン)に似た楽器の設計図も残存しています。
現存楽器の初期製作者で有名なのはアンドレ・アマティなどで、
当時は舞踏の伴奏など、世俗音楽用の楽器として考えられています。
17-18世紀になると、いまでも彼らを超える名器は生み出されていないと言われている
ストラディバリウスやグァルネリが登場しました。

そしてこの時代から少し改良がくわえられ音量・音の張りに大きく向上が見られ始め、
音楽文化の中心が宮廷サロンから劇場・ホールに移るにつれ、
弦楽器においてこれまでになく大きな響きを持つヴァイオリン(バイオリン)はクラシック音楽を形作る中心となっていきます。

そしてヴァイオリン(バイオリン)誕生当時から少しずつヴァイオリン(バイオリン)本体は様々な改良がくわえられ、
現在のような形に改造されていきました。このことをモダン化、モダン仕様などといい、
これに対して新作の時点でモダンの仕様で作られるものを「モダン・ヴァイオリン」と呼びます。
したがって現在作られているヴァイオリン(バイオリン)はバロック仕様でない限りモダン・ヴァイオリンということになります。
また、モダン化の改造を受けず原型を保っているものを「バロック・ヴァイオリン」というが、
バロック・ヴァイオリンの仕様で作られているものもそう呼ばれています。
これとは別に名ヴァイオリン(バイオリン)制作者が作製したヴァイオリン(バイオリン)を作製時期によって
「オールド」「モダン」「コンテンポラリー」と分類して呼ぶこともあります。

そしてそれよりも少し遅く18世紀末頃から最初の半円形、武器の弓に似た形であった弓は、
時代の変化で演奏場所が変わっていくにつれ、音量や音の張り、技術的要請のため徐々にその形を変えていきました。

そして現在の逆反りのスタイルを確立したのは18世紀フランスのフランソワ・トゥルテであるといわれています。
逆反りの弓が支流となった現在でも最初の弓の形状は存在しており、
オールドフレンチボウ、バロックボウとして扱われています。
時代の変化と共に形を少しずつ変えていったヴァイオリン(バイオリン)ですが楽器の中では一番変化が少なく、
誕生当時とさほど形が変わっていない楽器ともいえるでしょう。
こうしてみると昔から、そして現在でもクラシック音楽では欠かせない楽器のヴァイオリン(バイオリン)。
今はクラシックのみならず、ポップスやジャズ、
また民族音楽でフィドルという違う呼び名で使われるなど様々なジャンルで用いられています。
オーケストラや室内楽、ソロの演奏と活躍の場が多く、この楽器を知らない人はいないと言えるほど有名なこの楽器は、
弦楽器特有の音色の美しさはもちろん、アンサンブルの楽しさも備えた魅力の多い楽器です。

ヴィオラ(ビオラ)のまめ知識

ヴィオラ(ビオラ)はヴァイオリン(バイオリン)と同じころにすでに使用されていたことは間違いありませんが、]
はっきりとした誕生した場所と時期はわかっていません。

ヴィオラ(ビオラ)という呼び名は現在イタリア語と英語で使用されていますが、
それが完全に定着したのは18世紀になってからです。
それまでのルネサンスやバロック時代には脚に挟んで演奏するヴィオラ・ダ・ガンバと
顎に挟んで演奏するヴィオラ・ダ・ブラッチョの二種類がありました。
これの後者にあたる方が現在のヴィオラ(ビオラ)の先祖になります。

またアントニオ・ストラディヴァリがコントラルヴィオラとテナーヴィオラという二種類のヴィオラ(ビオラ)を製作していて、
コントラルヴィオラの胴長さは約41㎝で、テナーヴィオラは約37㎝です。
そして今では世界的にはこのストラディヴァリウスが製作したコントラバスヴィオラの大きさをほぼ継承し、
寸法410mm程度が基準とされていています。

本来音響的に考えれば理想的な大きさはヴァイオリン(バイオリン)の1.5倍の大きさですが、
そのサイズだと腕と肩で本体を支えるには大きすぎてしまうため、このようなサイズになったのです。
これによりヴィオラ(ビオラ)が輝かしいヴァイオリン(バイオリン)の音色とは異なり、
渋くて暗めの音色を奏でるのも、音響的に妥協せざるを得なかったサイズの問題と深く関係していると思われます。

18世紀の中ごろまではオーケストラでしか使用されていませんでしたが、
弦楽四重奏の発達にともない室内楽にも欠かせない楽器になりました。
そして独奏楽器として認められるようになったのは18世紀後半から。
そのため、より大きな音や音が均一になるようになど、楽器全体の補強がされていったりなど、
ヴァイオリン(バイオリン)同様にヴィオラ(ビオラ)もまた変化をとげていき、現在の形になりました。

チェロのまめ知識

cello.jpgチェロが誕生した正確な時期はわかりませんが、
チェロの事について最初に触れた書物が書かれている時期から推測すると、
やはりヴァイオリン(バイオリン)誕生時期の16世紀初めには使われるようになっていたようです。
初期の時代にはヴァイオリン(バイオリン)の先祖の一つであるヴィオラ・ダ・ブラッチョ(脚で支えるヴィオラ)の低音楽器として、
ヴィオラ・ダ・ブラッチョのバス楽器などと呼ばれていたそうです。

17世紀前半までのチェロはまだ弦の数が定まっておらず、
3~5弦のものが使われており、調弦法も様々でした。
しかし17世紀前半にイタリアで4弦C-G-D-Aの調弦法によるチェロが一般的になりはじめ、
徐々に他の国々にもそれが浸透していき、18世紀以降、指板が次第に長くなり駒や弓の形状も変化するなど、
より大きな音が出せるように細部に変更がくわえられ始めました。
また、エンドピンで楽器を支えるという方法は19世紀後半になってから一般化したもので、
それ以前はヴィオラ・ダ・ガンバのように両足で挟んで弾いていました。

このように現代仕様に作られたチェロのことをヴァイオリン(バイオリン)の時と同様にモダン・チェロと、
歴史的楽器で改造を受けていないものはバロック・チェロと言われています。
それと18世紀初頭まではチェロにも様々な形態のものがあったようで、
現在でも有名なのはヴィオロン・ピッコロ(小型チェロ)というものです。
この楽器はチェロよりもやや小型で高音域を拡大するために5つの弦を持っているものもありました。
ヴィオロンチェロ・ピッコロを使用した作曲家では、J.S.バッハが有名です。

そしてこのチェロという呼び名はイタリア語のVioloncello(ヴィオロンチェロ)に由来し、
このVioloncelloの語が英語に外来語として入った後にCelloと略されるようになり、
イタリア語でもそもそも小さいを意味する形容詞が独立して楽器名としても通じるようになってしまったのです。
そしてそれが日本語にも入り現在の「チェロ」と定着したのです。