トランペットが吹きたい!と思ったら、音を出すことは実は簡単!
唇を自然に閉じて息を細く吹き込むと・・・
「ブー、ブヒャー、ボー、パー、ベー、プスー」
はじめてトランペットを吹いた人の音。
これもトランペットの音なのです。
その出た音を大切に伸ばしていきます(ロングトーン)。
10秒、20秒・・・。息が続く限り。
吸った息を100%音に変えることを目標にして。
実際のレッスンでは、トランペットを吹く前の準備から始めます。
息を長く吐き続けるために、背筋をのばしリラックスした状態をつくります。
ゆっくり息を吸い、静かにゆっくりはいていきます。
舌の位置を持ち上げて口の中の容積を狭くして、
息で「ヒュー、ヒュー」とか「シュー、シュー」とか風の音を出すようにします。
次に唇に良い振動を覚えさせるための、マウスピース(歌口)での練習。
サイレンのように音を上げたり下げたりします。トランペットには唇の柔軟性がとても必要です。
マウスピースをポケットにしのばせ、サイレンの練習を毎日続けると、効果絶大!
唇の振動を感じられたら、トランペットにマウスピースをつけます。
金属の固い楽器なので、優しく握らないように持ちます。
さあ!これでトランペット吹きに変身です。
目線を遠くにして、吹いてみましょう。
最初に出せた音域によってレッスン内容は変わりますが、最終目標として、出せるすべての音域を練習していきます。
実際に中学生でも2オクターブ以上出しています。
ここで大切なのは、高い音、大きな音ばかりにとらわれないこと。
そして、休憩をこまめに取ることです。唇は消耗します。
音の出し方をマスターしたら、次はメロディーを練習していきます。
なるべく多くのジャンルに触れていきます。
クラシックはもとより、ポップス、ジャズの奏法も身につけます。
たくさんのスタイルを身につけると、さまざまな場所で演奏できます。
そうすると、さらにたくさんの方々と出会うきっかけになります。
トランペットを介して楽しい音楽生活を送りましょう!
トランペットは花形楽器です。
オーケストラ、吹奏楽、ジャズ、ロック、ラテン、ムード音楽、演歌など様々なスタイルでトランペットは演奏されています。
16世紀のヨーロッパでは宮廷で専属の演奏者(長管トランペット)を抱えておりました。
ただ、音楽を楽しむと言うよりは、政治的、宗教的に演奏を利用していた一面もあり、
19世紀に今のトランペットの形「ピストンバルブ」あるいは「ロータリーバルブ」が発明され、
安定した音質、優れた演奏性能を手に入れ一気に花開きました。
主にメロディーを担当することが多く、さらにソロ楽器としても使用されます。
遠くまで響くその音色でバンドのカラー(特徴)を決定してしまうほどです。
以前は、首席(1番パート)奏者と楽団が同じイメージで語られていました。