レッスン・料金 : トランペット科

トランペット科

講師紹介

トランペットってどんな楽器?

トランペットの仕組みは、マウスピース(歌口)を使って、
呼吸による息の流れで唇を振動させ音を出す、金管楽器です。

他の金管楽器よりもマウスピースが小さいサイズで、
口にあたる部分も少ないので、体力的にきつく感じます。
しかし、その息の入りづらいことが、トランペットの輝かしい音色を生み出す源です。
音を変えるには、3本のバルブを組み合わせて演奏します。

一つの指使いで出せる音がたくさんあるので、正確な音感(メロディー感)がなくてはいけませんが、
反対に言えば歌ってると自ずとその音を出すことができるので、
性格が大雑把な人には指使いの沢山ある木管楽器よりも向いているかも!?
実際にラッパ吹きは大雑把な人が多かったりもするのです。。。。

トランペット科のレッスンってどんなことするの?

トランペットが吹きたい!と思ったら、音を出すことは実は簡単!
 唇を自然に閉じて息を細く吹き込むと・・・
 「ブー、ブヒャー、ボー、パー、ベー、プスー」
はじめてトランペットを吹いた人の音。
これもトランペットの音なのです。
その出た音を大切に伸ばしていきます(ロングトーン)。
10秒、20秒・・・。息が続く限り。
吸った息を100%音に変えることを目標にして。

実際のレッスンでは、トランペットを吹く前の準備から始めます。音気楽工房トランペット科 息を長く吐き続けるために、背筋をのばしリラックスした状態をつくります。
ゆっくり息を吸い、静かにゆっくりはいていきます。
舌の位置を持ち上げて口の中の容積を狭くして、
息で「ヒュー、ヒュー」とか「シュー、シュー」とか風の音を出すようにします。
次に唇に良い振動を覚えさせるための、マウスピース(歌口)での練習。
サイレンのように音を上げたり下げたりします。トランペットには唇の柔軟性がとても必要です。
マウスピースをポケットにしのばせ、サイレンの練習を毎日続けると、効果絶大!
唇の振動を感じられたら、トランペットにマウスピースをつけます。
金属の固い楽器なので、優しく握らないように持ちます。
さあ!これでトランペット吹きに変身です。
目線を遠くにして、吹いてみましょう。
最初に出せた音域によってレッスン内容は変わりますが、最終目標として、出せるすべての音域を練習していきます。
実際に中学生でも2オクターブ以上出しています。
ここで大切なのは、高い音、大きな音ばかりにとらわれないこと。
そして、休憩をこまめに取ることです。唇は消耗します。

音の出し方をマスターしたら、次はメロディーを練習していきます。
なるべく多くのジャンルに触れていきます。
クラシックはもとより、ポップス、ジャズの奏法も身につけます。 
たくさんのスタイルを身につけると、さまざまな場所で演奏できます。
そうすると、さらにたくさんの方々と出会うきっかけになります。
トランペットを介して楽しい音楽生活を送りましょう!

トランペットのまめ知識

Trumpet.jpgトランペットは花形楽器です。
オーケストラ、吹奏楽、ジャズ、ロック、ラテン、ムード音楽、演歌など様々なスタイルでトランペットは演奏されています。

16世紀のヨーロッパでは宮廷で専属の演奏者(長管トランペット)を抱えておりました。
ただ、音楽を楽しむと言うよりは、政治的、宗教的に演奏を利用していた一面もあり、
19世紀に今のトランペットの形「ピストンバルブ」あるいは「ロータリーバルブ」が発明され、
安定した音質、優れた演奏性能を手に入れ一気に花開きました。

主にメロディーを担当することが多く、さらにソロ楽器としても使用されます。
遠くまで響くその音色でバンドのカラー(特徴)を決定してしまうほどです。
以前は、首席(1番パート)奏者と楽団が同じイメージで語られていました。