旧・音気楽ブログ

頭いい人VS賢い人

頭いい人増えてますねー。IQが高い。IQって知能指数ということらしいんですけど、知能指数って、知能検査によって知能の程度を表す指数。知能検査ってどんな内容なんだろう?受けたことあるようなないような、それすら覚えてないんだから私の知能指数って・・・

とにかく今の世の中「頭いい」人がもてはやされています。頭いいって、別な言い方をすると理系ってこと?。よく聞くのが、さすが理系!という褒め言葉。逆に、あーやっぱ文系はねー・・・というなんかさげすんだような言い方。数学的に物事をとらえ理解していくことが凄いことなんだ、といつのころから言われるようになった。系統だてて組み立てられた理論こそが圧倒的に支持を受け、状況によって常に揺れ動いていく感性は否定されていく。

数字に裏付けされた理論の正当性は、あの「コンピューター」の出現によって確実なものとなった。世の中のすべてが物理的におぞましいスピードで処理されていく。そこには当然寸分の間違いは許されない。間違いのないことが現代社会の必須条件となった。当たり前の電車、バス・当たり前の電気、水道・当たり前の食品・当たり前のコンビニ・当たり前の今日、明日、あさって。が、ちょっとでも計算が狂うと「想定外」ということになり大パニックとなる。前途に多大な不安を抱えながらも、この流れにブレーキをかけることはもはや不可能である。

それが「頭いい」人たちが造った世の中なのだ。「頭いい」んだから何とかしてくれー!って言いたい。

私ら(えーっ、私らって誰の事?私、関係ない・・・)ハイハイ、私のような文系は、殆ど「キモチ」で動いておりますので、確実なことがない。求めていない。曖昧・不完全・なんとなく結論ない・・・みたいな生き方をしておりますので、理系の方からするとじれったいわけです。最悪「ばかじゃない?」となるわけです。しかし、人間は生物であり、感情で生きているものであり、感性こそが宝物であると信じるものであります。柔軟な考え方生き方ができるのであって、したがって多少の狂いが生じてもあたふたしない。それが「賢い」ということじゃないんでしょうか・・・

「頭いい」VS「賢い」。さー、どっちだどっちだ!あなたは、どっちですか?