旧・音気楽ブログ

じじい(時事?)放談 無理茶

私、ピアノの調律師なのでよく一般のご家庭に行きます。一年に一回が基本です。日程の打ち合わせのお電話をするのですが、特に12月のお客さんは印象が深く、「いやーもう一年経つか―!」です。お客さんも同じ思いでいらっしゃる。年内にピアノも良い状態で・・とか思われるのでしょうね。従って、先延ばしやキャンセルがほとんどありません。ありがたい。調律終了後に「お茶」が出ます。「お菓子付き」だったり「果物付き」だったりただ「お茶だけ」だったり色々です。出るタイミングも様々で、行くといきなりだったり、途中だったり、一番多いのは終了後ですね。「いきなり」の理由が、真夏のどえらい暑い日にとにかく来てくれたことへの「ねぎらい」。ありがたいです。冷たいおしぼりが添えてあったりして、もー一生懸命やっちゃいます。「途中」の方も、お疲れでしょうからちょっと休憩されてくださいという「気使い」ありがたいです。ただペースが狂いますので、ちょっとありがた迷惑。終了後のお茶は抵抗なくありがたいです。そこで、出てくる「お茶」の種類のことなんですけど、コーヒー、日本茶、ウーロン茶、紅茶あたりが一般的ですね。何でもいいんですけど、聞いて下さる方もいらっしゃいます。「コーヒーとお茶とどちらが?」大体コーヒーと言ってしまいます。コーヒー好きですから・・それともひとつ理由がありまして、なかなかおいしい日本茶が出てこない。薄い(でがらしかー?)、濃い(底の見えない古池のよう?)、熱い(レンジしたかー?)、ぬるい(湯沸かし器のお湯?)。日本なのにおいしい日本茶が出てこないんです。日本茶が相当粗末に扱われている、どうでもいい感が漂っている。残念!コーヒー、紅茶は結構こだわって、器も素敵!お菓子も素敵!当たり外れが少ない。(ティーバッグでインスタントで・・ということもありますけど。)印象に残っているお宅では、終了後にコーヒーと日本茶が同時に出てくるんです。其々に添えてあるお菓子も、「かたやクッキーかたや桜餅」なんです。一つのお盆の上に所狭しと乗っかっている。「うわー!みんなおいしそうなので、全部頂いちゃいます―・・」。帰り道「うえー」「げぼげぼ」「おしっこ出る―」ばかだねー・・・
ハイライトは、昼直前に調律終了!午後の予定が迫っていたのでささっと帰ろうと思ったら「お腹すかれたと思ってごはん用意しちゃいましたー」ゥオー!
早い早い、食べるの速い。急いでいるから・・お客さん、誤解して「よっぽどお腹すいてるのねー、そんなにおいしいのー」ってんで、おかわり持ってきてくれた!。ゥヒー・・さ、さよならー・・やがて重いお腹を抱えて午後一のお客様宅到着。実はお客様の都合で12時半からで御希望でした。「お昼にお願いしちゃって、ごはんまだかと思いまして簡単なものですけどご用意しましたのでえー」ぎょえー!その後どんな具合になったのか、思い出したくもない・・・

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