道路を走っておりますと当然、信号がありまして、最近の最新の信号機はLED。慣れないとあの色に違和感がある。そして、あの薄っペラさに驚く。というか、あれ本当に信号機なのか・・・。遠目には一枚の写真もしくは絵のように見える。従って、存在感が薄く発せられるエネルギーが感じられない。肝心な意図が伝わってこないのである。瞬間的に判断しなければならない道路状況において、あれはちょっとどういったもんか。そこに信号があって、強烈に情報を発信している。赤なら「とまれ」、青なら(緑か)すすめ!(正確に言うと注意して進んでも良いのだそうだ)。そういった強烈な発信力を持つべきものが、ああも薄っぺらいとなんかどうでもいいような無視したくなるような・・・。
以前、軽薄短小時代というのがあったが、更に事態は深刻になり、TVもパソコンもスマホもどんどんうすっぺらくなっていく。機能を損なうことなく、コンパクトそして薄くなっていくのはいいことなのかもしれない。が、何でもかんでも薄くなればいいという物ではなく、最近の自販機のドリンクの見本がプラスティック(表だけで裏がない)写真であったりして、質感が全く感じられない。見本なんだからわかりゃあいいじゃん?
表情のないうすっぺらな人間がどんどん増えているように思えますが、せめてそこだけは何とか守りたい。子供には質感のあるものをあえて見せ、与えております。たとえそれが重くて面倒くさいものでも!
ロールピアノなるものが流行っているようですが、あれはピアノとは呼ばないでほしい。どこにピアノの質感があるのか・・・