月に一回ですが新宿へ行きます。都庁のあたりは道路がやたら交差していて、普通に走っていても知らんうちに地下になったり2階になったり・・・。その地下みたいなところに例の「青テント」が軒を連ねているところがある。道路を挟んでおよそ20軒。其々が実に個性的。骨組みからして相当しっかりできているものもあり、ちょっとやそっとでは壊れそうもない。シートがきちんと張り巡らせれており、玄関らしきものもあり履物がそろえて置いてあったりする。周囲もしっかり整理されており、隣接して小さな物置。なべ・やかん・コップなどが整然と並んでいる。かと思えば、ただ雑然と段ボールが積み重なってその上に骨の折れたビニール傘が乗っかっているだけ、なんて―のもある。どこから入ってどうやって寝ているもんだか想像がつかない。生前?の社会生活の感性がこんなところにもちゃんと出るんですねー。
基本は一人暮らしで、干渉しないというのが原則のような感じがします。が、飯時など車座になって宴会のようになっている光景を目にしたこともあります。結構食べ物、飲み物も潤沢で、あーこれが「都会」のテント暮らしだからなんだなー。
オリンピックを目前に控え町中の整備・整理がどんどん進んでいく。間もなく彼らの「住居」も撤去される運命にあるわけで、果たしてどこへ移り住んでいくのだろう・・・・・