先日、同期会なるものに出席いたしました。中学卒業後50周年ということで、年齢は皆66歳。男17名、女11名というけっこうな人数の参加がありました。(ちなみに学年2クラスしかない学校でしたので、総勢80人くらいの30人ですから、しかも札幌の学校でしたので、東京での参加率は相当高かったわけです。すぐわかった人もいれば全然わからない人もいた。すぐわかる人は容貌、当時とほとんど変わっておらず驚くばかりで、逆に大変な変貌を遂げてしまった人もこれまたびっくりです。50年=半世紀ですから無理もないわけで・・・。私はというと後者の方で、その代表みたいな感じでした。幹事挨拶・乾杯・歓談と時は流れ、お決まりの各人現況報告タイム!
男性は、ほぼ自分の職歴。なになに会社の部長までいったとか、退職後どこそこへ引き抜かれたとか、引退後は悠々自適だとか・・・。女性は結婚がどうしたどこそこへ転居しただとか、あるいは主人が亡くなってどうしたこうした・・・。そもそもエリートが集まる名門中学でしたから、不幸な人生になってしまった人はほとんどいない。医者やら会社経営やらおえらい役人などが圧倒的。女性もそこそこの器量よし?(服装等おしゃれで高級感ある)で、上流意識顔の人が多い。実際はほんとかどうか知らねえけど・・・。
そんな中で、やはり「浮いている」感がぬぐえない私。エリート意識からは程遠く、あるいは自分には縁のない世界として壁を造り生きてきた50年。皆さんそれなりの「鎧」「兜」を身にまとい、纏うことが人生には必要不可欠であることを知っている人達であって、それらを得るための努力をしそれらに守られて生きてきた人達なんだなー。
私はというと、一切そういう物を否定しながら生きてきた(よく生きてこれたもんだ)。「人の世話にはならん、同じことはしたくねえ」と世に反目しながら、それでいて地道な努力もせず、それってただ突っ張って生きてただけじゃない?・・・という殆どが自画自賛・自己満足を絵にかいたような人生を送ってきたわけである。
だから、そういう集団の中に居ると違和感あるわなー。結局、男連中からは敬遠される存在となる。逆に女性は面白がって寄ってくる。不完全なものをまとい、作戦も計画も目標も誤り、風車に突っ込んで自爆する、まさに「ドン・キホーテ」を地で行っちゃっているわけですよ。少しは利口になったかというと全く反省も学習能力もなく、同じ穴に何回でも落ちる。そういう男です。
楽しきかなこの人生!(周りは大変だー・・・)