旧・音気楽ブログ

**として立派な人でした・・・

人がお亡くなりになりますと、お通夜とか葬儀とかありまして、「親族を代表して++様よりご挨拶・・・」となるわけです。エー、本日はお足元の悪い中、またお忙しい中、たくさんの方々の御参列を賜り・・・。故人となりました**は生前は・・・・でありまして…手前味噌ですが「父親としては立派な存在でありました」。なんてことを言ったりするわけで・・・。

さてこの、「父親として立派な存在で在りました」という表現ですが、もう一つ別な言い方をすれば「立派な父親で在りましたした」ともいえるわけです。どちらも立派であったと言っているわけですが、実はこれが似て非なるもの。前者は、父親としてはりっぱであった。けど・・・と、けどが付く。評価するに当たり、ここは良かった、けど他は良くなかった、みたいなことになる。後者は父親としても、他の事もほとんどすべてが良かった、ということになるんです。
世の中、やはり「前者」が圧倒的に多いのかな?出来れば「後者」のように言われる人で終わりたい。本日、西條秀樹さんがお亡くなりになりました。彼は歌手としては立派な人だったのか、立派な歌手だったのか・・・。ご冥福をお祈り申し上げます。