いろんな所で色んな感性が壊れてきている。特に色彩に関する感性がいかれちまっているようだ。
スポーツショップで用を足して、ちょいと暇つぶしに2Fの「トイザラス」をのぞいてみた。子供が小さかったころはしょっちゅうお世話になったのだが、息子ももう9歳。とんと御縁がなくなった。ちょっと前に全面改装したらしいことは知っていた。
入口の自動ドアーをくぐった途端、あまりの眩しさにめがくらんだ。天井の蛍光灯がやたら増えて、光輝いている。暫くして目が慣れ、漸く店内の様子が見えてくる。棚が低くなったのか、全体が見渡せる。が、何だか配置が漠然としていてどこに何があるのかが分からない。まばゆい光の中をおずおずと進んで行き、陳列のそばまで行かないとはたして何が並べてあるのかが分からない。天井からつりさげられたインフォーメーションボードが見当たらない。ないないない!何を何のために改装したのか・・・。
トイザラスであるから、当然幼児向けのおもちゃが中心となる。おもちゃと言えば、カラフルであることは当然のことで、特に日本のおもちゃは毒々しいほどに彩色が施されている。ヨーロッパ等からの輸入おもちゃなどは、自然素材の天然色のそぼくなものが多いが、近年の日本のおもちゃは、木製のものなど皆無に近く、科学合成的につくられた素材の結集のような体たらく。手触りもぬくもりなどという表現からほど遠い。
そして、問題は「色」。何とも表現のしようのない、あやふやなはっきりしない色。うすボケていて(パステルカラーとはちゃうぞ)主張がなく。妥協も協調もない。女の子向けコーナーは、ボケたピンクと褪せた紫のコンビネーション。男の子コーナーはボケ水色・ボケ緑・ボケ黄色・・・。
とにかく、色に主張がない。コンビネーションもない。なんでこの色とこの色?どう考えたって合わんでしょ!汚いでしょ!恥ずかしいでしょ!
なんか教育のひずみが「おもちゃの色」になって表れて来ちゃった感じ。もっと美術の時間とか増やした方がよかーねーか?音楽とか図工とか家庭科とかもね!
そこの若いおかーさん、もちっとセンスの良い服着ないと、子供が・・・になっちゃうよ!とにかくあんたらセンスわるー!