TV・ラジオ・新聞・週刊誌・パソコン・スマホ・あるいは人のうわさ?等々、情報はありとあらゆるところから入り込んでくる。もっとも、関心を持たなければそれらの情報は一切入ってこないのであるが、世捨て人になるわけにもいかず必ず何らかの情報源を持つことになる。今や数えきれないほどの情報源が存在し、それらに対し目を背けたり耳をふさいだりすることは事実上不可能である。あるいはそれらを無視して生きていくことが基本的に成立しない世の中になってしまった。
知らないことが「異常」な事であり、もしくは「異様」なことになってしまった。取り残される感、外される感にさいなまれて「人間失格」みたいなところへ落ち込みそうになるよ。
ところで、その情報であるが、実に一面的・断片的であるんだなー。あるいは瞬間的。一方からしか見えない。全体を把握できない。考える時間を与えない。
お見合い写真をパッと見せられて、どうよどうよ、いいでしょー、はい決まり!みたいな感じ。写真だけでそんなこと決められるかよ!ですよねー。お会いしてお付き合いを何回かして、それからどうするのか・・・ですよ。せっかくの「3D」の時代なので、あらゆる方向から検討しましょ。
というわけで、一旦停止!して情報源の整理をし、振り回され踊らされないようにしたいもんです。鏡の中の自分と会話してみる。目を閉じて好きな音楽に浸ってみる。ピアノに向かって何か音を出してみる・・・などお勧めです。現代人には何も考えない時間が必要なのかも。