一昨日、息子と駒形の「江戸博物館」に行ってめいりやした。大人¥600円、小学生無料!ありがてー!
休日でもあり、なかなかの混雑ぶりで、それでも中は大変広くゆとりを持って回る事ができました。壮大なスケールのジオラマが特に素晴らしかった。関内の照明も抑え気味で、自然に時代をさかのぼることができて演出もうまいなーという好印象。随所に双眼鏡が置いてあって、江戸の町中の細部や人々の表情までもが臨場感を伴って観察できました。
さて、周囲を見渡すと・・・ほとんどの方がス・マ・ホをかざしていらっしゃる。つまり撮影に夢中になっている。展示物の前に着くや否やすかさずスマホ。角度を変えてあっちゃこっちゃから撮影。終わると、さっさとそこから去っていく。そして次の展示物の前で、もちろんすかさずスマホ。何じゃー、あんたらカメラマンかいなー?肌で感じる雰囲気だとか、視覚で感じ取る楽しみとかじゃないんですねー・・・。とにかく撮りまくる。まるで「証拠」でも持ち帰るんですか―みたいに。現場検証じゃあるまいに・・・。
満足そうに出口に向かい、外に出てから画面を取り出し楽しんでいらっしゃる、はしゃいでいらっしゃる。盛り上がっていらっしゃる。「あらー良く撮れてるじゃない―!」だと。
今や、どこへ行ってもすぐ撮影。即録音。早速再生。そんなことで楽しむんだったら、現場へ行かなくったっていいんじゃないー?何でも画面で済ませりゃいいんじゃなーい?