サイレント・ピアノなるものが登場してからどのくらいたつのでしょうか?「うちのピアノもそうだけど・・・」という方が結構いらっしゃると思います。最初からサイレント装置付もあり、後から取り付けることも可能です。そこそこ普及した感があります。ピアノなのに音が消せるんだから、便利ですねー!サイレントモードにしたときは、電子音をヘッドホンで聴くんですって!住宅事情・生活時間の多様化(特に子供さんが塾ですか?帰ってくるのが遅い。普通のピアノでは近所迷惑になるので練習できまへん。家庭内騒音も問題でおます・・・)で、生音は出せません。「電子音で何が悪い・・・」悪かないけど、だったらエレピでいいじゃん!エレピ買えよ!安いし!調律いらないし!・・・あっ、すんまへん、ついつい興奮してしまいよった・・・なんせ、私ピアノ調律師なもんでっから・・・
ピアノの音は消えるけど、鍵盤叩く音は消えません。カタカタカタカタ結構うるさいですよ!それと、見ていると「変!」。本人一生懸命弾いているんですが、音は聞こえてこないから、パントマイム見てるみたいー!それと、ヘッドホン結構煩わしい。気を付けないと、耳悪くなる!
これ以上言うと、某・Y社?などから嫌がらせされたら困るから、もうやーめた。
ところで、最近いろんな物が「サイレント」ですなー。「車!」後ろから来られると直前まで気が付かない。怖いですねー。洗濯機も掃除機もエアコンも冷蔵庫もみーんな静か。「静か」が売りなんでしょうねー。以前は、車のエンジン音・排気音(エキゾーストノートって言うんだよ!)で何の車か見なくても分かった。洗濯機も掃除機も、「しっかり仕事しています!」という音を出して、主張していた。みんな夫々主張していた。先日、視覚障碍者の方と盲導犬がトラックに曳かれるという痛ましい事故がありました。トラックはバックホーン(ブザー)を切ってそれこそ「サイレント」でバックしてきて、事故を起こしました。混み合った電車を降りる時も、人を追い越す時も、一言あってしかるべき場面でみんな無言「サイレント」。電車の中もサイレント、お家の中もサイレント!
もう言葉もいらないのかも・・・意味のない騒音だらけの日常にせめて「素敵な挨拶と音楽を!」…教室生徒さん、入会受付中!