今日、墓参りに行ったよ。大体月に一回は行ってるかな。ご先祖さまはもとより、父・母そして妹が入っております。以前は、そこに眠ってらっしゃる・・・と思っていたのですが、そうではなくて、墓とは「あの世とこの世をつなぐ中継基地のようなものだ」と寺のご住職から教わった。時々お立ち寄りになる。汚れていたりすると、「マー何て汚いんでしょう!ちょっと!」という母の声が聞こえてくるものです。きれいに掃除をし、水をおかけし、花を添え、お線香から煙が立ちのぼる。何かすがすがしい、晴れ晴れとした気持ちになる。
小山の頂上にあって、遠くに山々がかすんで見える。今日は富士山は見えないなー。柔らかい春の日差しに小鳥のさえずりが心地よい。一冬中、ひれ伏して頑張ったタンポポさんには申し訳ないけど、他の雑草と一緒に除かせて頂いた。さあ、きれいになりましたよ!いつでもどうぞ。
墓誌に刻まれた戒名と年月日を静かに読んでみる。あーもうこんなに経ったのか・・・
亡くなった方のためだけにお墓参りをするのではない。と、最近深く思う。自分の原点を見つめるためにここへくるんだ。それ(自分のルーツ)を忘れないためにくるんだ。
しばし茫洋とした時間を過ごして、山を下りる。