旧・音気楽ブログ

ピアノを弾くということ

最近、教えていてつくづく実感することがあります。
それは、ピアノ(楽器)を弾くということは、ただ単に指を動かしていればいいという事ではないという事です。
頭!頭を使います。
という話を昨日ゆか先生ともしていたのですが。

よく生徒さんに
「ピアニストはなんであんなにパラパラ指が動いて、あんなに長い大曲を楽譜も見ないで覚えて弾けるのですか?」
という質問を受けるのですが、それはもちろん小さい時からの並ならぬ練習と努力もありますが、
弾いているその時に、きちんと頭使って色々考えて弾いているからです。
指だけ勝手に動いているわけではないですよ笑。ちゃんと頭がコントロールしているのです。
アスリートもそうですよね?
良いサーブを打つにはこのくらいの角度で腕を上げて・・・とかその瞬間に考えて体をコントロールしているはずです。
だから大人になってから楽器を始められた方は意識的に考えないと、指だけ勝手に動いて頭置いてきぼり・・・
なんてことが起こるわけです。そうすると「あれ?今どこやっているんだっけ?ココハドコ?私はだあれ??」
状態になってしまうのですね。

子どもを教えていてもそう思います。
特に子どもに対しては「教育」という観点からも指導をしなくてはならないので、
なおさら先生は口うるさくなってしまうのです!ごめんねみんな!
ピアノを通して、考えながら物事すること、人の話をちゃんと聞くこと、気をつけながら行動すること、
などなどを学んで欲しいと思うわけです。
もちろんそれに加えて音楽を楽しんで欲しいと思います。

要はピアノを弾くっていろんな要素が含まれていて、結構メンタル的なことが大きかったりします。
私も学生の時は、試験の度に人前で弾く度に心臓バクバク。
でも、それは私だけではなくて多かれ少なかれみんなそうなのです。
今でも、何回本番をむかえても慣れない、緊張するー!って言っている友達います。
自分をどうコントロールするか、なんかそこにかかっているような気がします。
ピアノ以外のことでもそうですが。

音気楽工房ではただ楽器を教える、ピアノを教えるというよりも、結構メンタル的?というか
どうやったらうまくいくか等、考え方やコツをレッスン内でお伝えしたり、「ただ弾く」というより
もっと違う視点からの指導もしておりますよ!
本当の意味でその生徒さんのためになるようなレッスンを心がけています。