旧・音気楽ブログ

脱力

いやー、ここのところ寒い寒い。最低気温が0度近くになると、もう心と体が機能しません。布団から出られず、思わず二度寝。ひえーっ!ほんの5分くらいたったかと思って目覚まし時計を恐る恐るみるとー・・・うわー20分経過ー・・・そのあとの忙しいこと。寒さを忘れる機敏な行動力!やればできるじゃん!
寒いと防衛反応で体が委縮します。そと歩いてる人、背中を丸め首をすくめ腕をちじこめ、小又で歩を進める。全身に力入ってます。ちょっとすべっただけで転んだりする。力んでいると、とっさの反応が出来ないんですねー。ハイ、「力み」はあらゆることに悪影響を及ぼします。力むと緊張するのか、緊張するから力むのかよく分かりませんが、いずれにしても体の動きはギクシャクして、普段の力が出せません。楽器の演奏においては、まさにその影響が丸出しになります。ひどい場合は震えが止まらない。ある邦楽の演奏会で初出場の若手尺八吹きが、最初から最後まで音が出なかった。はーはー、ひーひー、ふーふー、へーへー、ほーほーで終わってしまった。そのあと彼は楽屋で倒れてしまいましたけど・・・こないだラッパの体験レッスンに来られたおじさんも、2時間頑張ってとうとう音出なかった。そのあと来た5歳の男の子、いきなり音出たあ!・・・とまあこんなことになります。子供は先入観とか緊張感ないですから、自然に脱力しているんですねー。更に大人は「見栄」とか「羞恥心」がありますから、ますます「力み」に拍車がかかる。よく言う「どつぼにはまる」状態になる。
では、どうすればいいのよ?その答えはー??????「寝る」です!楽器をもったまま「寝る」です!寝たまんま音出してみる。その時の体の状態が一番の「脱力」状態。
その感覚を忘れずに、立って演奏してみましょう。もう一つの方法は、「酔っぱらう」です。適度に酔っぱらった状態でやってみる。但しこの方法は副作用がありますので、要注意!みんなで試してみよう!人生、「脱力」だー!

IMGP1738.jpgIMGP1739.jpg